常勝ニュース

関西創価学会(そうかがっかい)の話題やニュースを聖教新聞からの転載を中心に随時掲載してまいります。

ノーベル平和賞に「ICAN」 2017年10月7日


  • SGI会長が祝電核兵器禁止条約の実現へ歩みを共にした国際NGO
    ICANとSGIが共同制作した「核兵器なき世界への連帯」展の初公開となった広島での展示会(2012年8月)
  •  ノーベル賞委員会は6日、2017年のノーベル平和賞をICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)に授与すると発表した。
     ICANは、核兵器のない世界を目指し、2007年にオーストラリアで発足した国際NGO。スイスのジュネーブに事務局を置き、核兵器保有国や日本を含む世界100カ国以上の団体が参加している。
     被爆者らと手を携えて、非人道性の観点から核兵器の禁止を目指す運動をリード。諸団体と協力し、各国政府への働きかけや市民の意識啓発を通じて世界の核軍縮の動きを活性化させ、軍縮の流れに新たな生命を吹き込んできた。本年7月に国連で採択された「核兵器禁止条約」の実現においても、交渉会議の議論に重要な役割を果たした。
     SGIはICANの理念に賛同し、国際パートナーとして発足当初から歩みを共にしてきた。2012年には「核兵器なき世界への連帯」展を共同制作し、同展は世界19カ国79都市を巡回してきた。ICANで事務局長を務めるベアトリス・フィン氏は「SGIは、私たちICANの最も強力なパートナーの一つです」と語っている。
     池田SGI会長は祝電を寄せ、今回の受賞は全ての関係者、なかんずく被爆者にとって大きな勇気を送るものであると強調した。
     さらに、受賞の契機となった核兵器禁止条約は、不可能と思える大きな課題に向けて希望を持って取り組むとき、世界にどれほど大きなインパクトを与えることができるかを示したと指摘。禁止条約の採択に続く今回のICANのノーベル平和賞受賞により、核兵器廃絶に向けた動きに一段と弾みがつくことに期待を寄せた。

文科省による国際的リーダー育成支援事業の中間評価 関西創価高に最高評価 2017年10月5日


  • 地球的課題の解決の道を探る中で、創造性豊かな世界市民を育成する関西創価高校の教育プログラム「GRIT」
  • 環境・人権などで独自の探究型教育プログラム
    対象56校中の上位4校に
     関西創価高校(大阪・交野市)が、文部科学省による国際的リーダーの育成を支援する教育事業「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の平成27年度の指定校を対象とした中間評価で、最高評価に認定された。同省が9月29日に発表した。

     今回の中間評価は、指定3年目の学校を対象に、第三者の有識者である企画評価会議協力者が、教育プログラムの進捗状況などについて調査したもの。
     関西創価高は対象の56校のうち、「優れた取組状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、更なる発展が期待される」4校に選ばれた。これは6段階の中で最高の評価である。
     同校が推進する教育プログラムの主軸は、世界市民を目指す独自の探究型総合学習「GRIT」である。
     これは「環境・開発・人権・平和」の4分野の地球的課題について、自ら学び、解決の方途を探るもの。
     チームで日本語や英語の文献を学び合うとともに、識者インタビューや研究発表、国内外でのフィールドワーク(現地調査)などを実施。そして模擬国連を開催し、課題解決への考えを日本語と英語でまとめていく。
     単に「与えられた問題に答える勉強」ではなく、「自ら課題を見つけ、答えを探し求める勉強」への転換である。また、一部の生徒だけでなく、全校生徒を対象にしている点も同校の特徴である。
     こうした取り組みによって、生徒の意識が向上。校内調査では85%以上の生徒が「地球的課題について関心を持った」と回答した。将来、海外で活躍したいとする生徒は約65%に達している。
     また実用英語技能検定では毎回、全校生徒の半数が受験するように。昨年度は4人が最難関の1級に合格。3割を超える生徒が2級以上を取得している。
     中間評価の講評では同校の取り組みを「探究のプロセスにのっとって事業が展開されており、教科で習得した学びを課題解決に役立てている」と指摘。
     中でもGRITの評価理由として、「生徒が積極的に運営に関わっており、生徒意識調査で多項目に亘り意識が向上している点や数々の事例を取り入れた教材開発が進められている点」としている。
     さらに創価大学やアメリカ創価大学なども念頭に、「卒業生を中心とした海外大学との連携、高大連携を活用したキャリアデザインアドバイザーなど、学びの環境が整えられている」と言及。英語学習を支援するクリティカル・ライティング・センターなど補助的環境も効果的に設定されているとしている。
     今回の結果について中西校長は語る。
     「創価学園創立50周年のこの時に、世界市民教育への高い評価を得られたことに喜びを禁じ得ません。生徒と教職員が一体で取り組んできた成果です。今後も創立者の期待に応えゆく、真のグローバルリーダーの育成に全力を注いでいきます」